大山

大山(1252m)

大山登山図

2011年12月下旬、丹沢の大山へ行って来ました。大山講と称し古くから登られてきた山ですが、現在は中腹の阿夫利神社下社までケーブルカーが通じ、入門クラスの山となっている為ずっと敬遠してきました。とは言え、やはり丹沢を代表する山の1つです。景色の良さも格別ですから1度は登っておくべきだと考え、空気の澄んだこの時期を選んで登ってみました。登るならばやはりそれなりに山歩きを楽しみたいものです。ケーブルカー利用の下社からは論外ですが、車利用で便利なヤビツ峠からの往復も何か物足りません。ここはやはり伝統の蓑毛通りでしょう。宝蓮寺駐車場に車を止め、蓑毛越(みのげごえ)から山頂へ、帰りはヤビツ峠経由で戻る周遊コースにしました。


鹿除けフェンス

7:42 出発。登山口が分からずウロついてしまいましたが、大日堂横から奥に道が続いていたので行ってみました。すぐに鹿除けのフェンスに行き当たります。ドアをロープで縛るタイプなので面倒な為、帰りはここを通りませんでした。この先で小さな橋を渡り、バス停前からの道と合流しますから、最初からそちらを使った方が良いです。

分岐

舗装路を道なりに進むとヤビツ峠方向です。蓑毛越は右です。

林道の分岐

ショートカットで2度舗装林道を横切った後、ここでUターンする様に折り返す道に入ります。

尾根道入口

すぐ先のカーブで林道を離れ、尾根道に入って行きます。この後は林道に出会う事は有りません。

蓑毛越分岐

暫く厳しい尾根道を登って行くと、途中で分岐が在ります。直進が近道ですが、浅間山に寄りたかったので右の蓑毛越へ向かいます。

蓑毛越

8:24 蓑毛越に到着。右に200m位行くと浅間山です。

浅間山

5分掛からずに浅間山へ着きました。三角点が在るものの、アンテナ塔が建つだけのつまらない山頂です。わざわざ寄る程のものではありませんでした。

すぐに蓑毛越へ引き返し、10分ほど休憩してから山頂へ向かいました。

分かれた道と合流

蓑毛越から約5分で先程分かれた道と合流します。

首なし地蔵と石仏

8:50 首なし地蔵と石仏が数体並んでました。厳しい登りでしたが、これが見えたら表参道に合流するまでの間、暫く楽になります。

富士山

富士山が見えました。木の隙間からちょっと覗いただけでしたが、これがこの日見る最後の富士山になってしまいました。

女人禁制の碑

小広い平坦地が在りました。古い石柱なので良く読めないですが、女人禁制の文字だけはハッキリ読めます。かつてはここで厳しく規制していたのでしょう。

表参道合流

9:00 下社からの道が右から合流して来ました。これが表参道で、ここからまた厳しい登りが再開します。

十六丁目追分

9:18 十六丁目追分です。小田原や相模湾が木の間から見えました。ここにも下社からの道が来ています。

富士見台

9:29 富士見台です。ほんの30〜40分の間に富士山は雲に隠れて見えなくなってしまいました。風が強いので雲の動きが速いです。

鳥居

鳥居が在りました。横の格子柵は道を塞いでいます。どこに通じているのか、そして何故塞いでいるのか、非常に興味有ります。

奥の院

9:53 奥の院に到着。隣の売店前に三角点(1251.7m)が有りますが、地形図にはこの辺りに別の標高点(1252m)が書き入れられています。

パノラマ1

三角点の辺りも幾らか眺望が得られますが、北側に回ると更に良い眺めです。ベンチ・テーブルが幾つか有り、近くには綺麗な水洗トイレも有るので休憩には良い所です。


パノラマ2

アンテナ塔の前を通って更に北西側に行くと、表尾根から続く丹沢の山々が一望出来ました。大きな雲がかかり始めていますね。


アンテナ塔

撮影に夢中になっていると、こちらも曇って来てしまいました。離れて見ると多分向こうと同じ様な状態なのでしょう。風が強いので日差しが無いとやたら寒いです。この後昼食休憩にしましたが、いつもの様に食後のんびり過ごす状態ではありませんでした。

10:46 出発。休憩中に冷え切った体を温める為、少しペースを上げて歩きました。

ヤビツ峠分岐

5分ほどで表参道を離れ、ヤビツ峠に向かいます。

山道

こんな道ばかりではありませんが、こちらの方が比較的傾斜も緩く、概ね歩き易い部分が多かった様に思います。

休憩広場

11:29 ヤビツ峠へ着く直前に休憩広場が在りました。体も温まっており、日差しが心地良いので山頂でのんびり出来なかった分、ここで多めに休憩を取りました。15分休憩して出発。

蓑毛分岐

すぐ先の分岐で左へ折れます。直進すればヤビツ峠は目の前で、そこにトイレが有る筈です。

蓑毛への道

蓑毛へ向かう道は快適でした。急な下りが全く無く、一定した緩い下りが続きます。これなら登りでもハイペースで登れそうです。

髭僧ノ滝分岐

12:14 髭僧ノ滝(ひげそうのたき)へ道が分岐しています。時間はたっぷり有る事だし、事前の調べで10分ほどという事でしたので寄ってみました。

髭僧ノ滝

途中で滝壺へ分岐が在ったのですが、表示が無い為通り過ぎてしまい、16分掛かってしまいました。落差10m位の滝の前に木橋が架かっていて、そこからの撮影です。

さて、この滝ですが、果たして片道10分の価値は有るでしょうか。半分の5分なら問題無しです。しかし、10分となると…。今回は辛うじてモミジが残っていた為、それなりの画になりました。この様な+αが有って初めてギリギリ許せる範囲でしょうね。

蓑毛橋

12:54 蓑毛橋に着きました。突き当たりは蓑毛バス停で、橋を渡ったすぐ先が宝蓮寺です。

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