正山

正山(164.9m)/金比羅山(213.7m)/愛宕山(183m)

正山登山図

先週に引き続き穴埋め登山です。今回はときがわ町の山々を登ってみました。

登山口

9:10 先ずは正山からです。この山には地形図に道が記されているので、その道を登ってみる事にしました。しかし、現地に着くもそれらしい道は見付からず、少しずれた所に別の道を発見したのでそちらに変更。点在する墓地の間を縫って行きます。

広い道

間もなく広い道に合流しました。これが地形図に記された道でしょう。こんな広い道の入口が何故発見出来なかったのか…

分岐

ところが、道に乗って安心したのも束の間で直ぐに分岐してしまいました。悩んだ挙句に右へ行ったのですが、左が正解だった様です。

分岐

再び分岐です。当然登りを選びましたが、この後道は掻き消えて、薄い藪の踏み跡を辿る事になりました。

尾根道

尾根に乗ると確りした道が通っていました。最初の分岐を左へ行くと、多分この道だったんじゃないかと思います。

林道

林道の様な広い道に突き当たりました。後はこの道を一直線に登れば山頂です。

正山頂

9:27 山頂に着きました。元々篠竹の藪だったらしく、円形に刈り払ってあります。その為ぐるりと藪に囲まれ、眺望は有りません。

1〜2分休んで直ぐに出発。この広い道がどこに下っているのか気になり、往路から外れてそちらへ行ってみました。

二俣

往路への分岐を過ぎると直ぐ二俣になりました。地形図を見ると、丁度この位置が尾根の分岐点みたいです。それぞれの尾根に道が通っているものと解し、近道となる左の道に入りました。

鉄塔

9:37 麓まで下りると鉄塔が在りました。多分携帯電話の基地局だと思います。道との間に充分なスペースが有るので、車を数台置けそうです。車利用ならここから登り始めるのが良さそうです。実は出発点にも同じ様な鉄塔が在るのですが、向こうは1台止めるのがやっとでした。

その後は舗装路を歩いて戻り、車に到着したのが 9:54 でした。

金比羅山登山図

続いて向かったのが金比羅山です。地形図を見ると最短距離の南からは、とてもじゃないけど登れる気がしません。尾根伝いに回り込むしか無さそうです。

馬蹄形の山なので、その中心地に車を止めました。沢地形を詰めれば尾根に登り着くと思い、道を探しましたが見当たりません。仕方なく南側の尾根にルートを求めました。

皎円寺

10:33 皎円寺の奥まで入ると、墓地を広げる為なのか伐採されていました。山へ取り付き易そうなので踏み込むと、一筋の山道が伸びていました。これを使わない手はありません。

石垣

山に入ると直ぐに石垣が在りました。段々畑だったのか民家が在ったのか、何れにせよ昔は今とは違う風景を見せていたに違い有りません。

尾根に乗ると下草も藪もなく、歩き易い所でした。落ち葉や枯れ枝が散乱してますが、元々道だったことは明らかです。

丁字路

200mピークに登り着くと、はっきりとした道が左右方向に貫いており、その丁字路にはお手製ながら指導標まで設置してありました。右に向かいますが、その方向には「ぴんくいわ・おんせんすたんど」と書かれています。

二俣

2分ほど行くと再びあの指導標が有り、二俣の一方はp202方向に下っています。温泉スタンドはそちらの方に在るみたいですね。金比羅山は右です。

尾根筋

金比羅山側の尾根筋にも、はっきりそれと分かる道が通っているものの、滅多に歩く人はいない様で荒れてました。

金比羅山頂

11:05 最高地点からやや下り掛けた所に三角点が在りました。金比羅山頂です。当然金比羅神社が在るものと思ってましたが、見当たりませんねぇ。

5分ほど休憩して出発。反対側に抜けて下ります。

伐採地

伐採地に出ました。ここ迄は尾根が狭いので難無く来れましたが、この先は扇状の広尾根となり、どこに向かえば良いのか分からなくなります。道もここで途切れてしまいました。一応伐採地の縁に沿って薄い踏み跡が感じられたので、取り敢えずそれを辿ってみる事にしました。

墓地

11:23 石碑が幾つか並んだ所に出ました。表に回ると献花されていたので、多分古い墓地なのでしょう。この先は直ぐに畑になり、民家でした。

畑仕事をしていたオジサンが訝しい目で見ています。挨拶をして通らせて貰いましたが、山にはイノシシの罠が仕掛けてあるので危ないと注意されました。言葉を選んでいる様子でしたが、要するに二度とここへ下って来て欲しくないという事なんでしょう。そんな雰囲気がビンビン伝わって来ます。

木のむら物産館

民家の敷地を出ると都幾川桃木郵便局の裏手でした。東に下ったつもりでしたが、大分北向きに流されています。大通りへ出る前に、裏通りになっているこの細い道を奥まで行ってみました。下って来たのが道でない以上、どこかに山頂へと続く道が無ければおかしいですから、確認したくなったのです。

木のむら物産館の向こうに愛宕山が見えますが、あれは次に登る愛宕山ではなく、その次に登る方です。

二俣

2分ほど歩くと車道としては突き当たりでしたが、更に奥へと山道が続いていました。これが山頂へ向かうのか分かりませんが、可能性は大きいと思います。ここが違うとしたら、あとはもっと南にある妙覚稲荷からしか他に思い付く所が在りません。

木のむら物産館向かいのそば屋まで戻り、昼食にしました。

山裾の墓地

12:17 昼食を終え、直ぐ隣の愛宕山に向かいました。この山も地図に道が記されていないので、行き当たりばったり、登れそうな所を探すしかありません。橋を渡ると山裾に墓地が在り、その奥に踏み跡が続いているのが見えました。ラッキーです。そこから登り始める事にしました。

疎林

踏み跡は長く続きませんでしたが、藪の中に点々とピンクのリボンが見えます。疎林で藪漕ぎという程じゃないですし、比高80m程度ですから、そのままリボンを追って直登しました。

愛宕山頂

12:26 山頂に着きました。あれま、立派な愛宕神社が座してるじゃないですか。ベンチも有って想像していた姿とは違ってました。ベンチに腰掛け一服し、疲れた脚を休めます。

参道

12:29 下山開始。北側が参道になってました。1箇所ロープが設置してありましたが、落ち葉で滑る為でしょう。ロープが必要と感じる勾配ではありません。

地蔵堂

12:34 地蔵堂の裏手に出てきます。約5分で下ってしまいました。これでは散歩で登ったとしても物足りないでしょうね。この後は車道を歩いて車まで戻りました。

愛宕山登山図

前述の通り北隣にもう1つの愛宕山が在り、都幾川を挟んで対峙しています。次に登ったのはこれです。

南麓

13:01 南麓の通行量が少ない道に路駐して出発しました。西側に乗っ越す道が在る様なのでそれを使います。

山道

舗装された道が乗っ越しているのかと思ったら、一番奥の家で突き当たりになっていて、山道はその少し手前で分かれていました。ちょっと分かり難いです。

稜線道

鞍部から稜線に移っても確りした道が続いています。

ピーク

13:09 ピークらしき所に着いたので、山頂と勘違いして休憩してしまいました。地形図を見ると、160mの等高線が東西に細長い楕円を成してます。ここはその西端です。

最高地点

13:17 下山を始めようとして、何気なくGPSナビに目を遣り間違いに気付きました。2分ほど東へ進んだここが最高地点みたいです。と、言っても10m未満の差ですが。

光明寺

北斜面は綺麗に伐採され、光明寺が見下ろせます。ここを登った方が早かったですね。登るのは大変でしょうが。

往路をそのまま戻って下山しました。時間は計らなかったですが、登りが実質10分位なので、7〜8分程度だと思います。

鳥居

次は大峰山に登ろうと思っていたのですが、忙しない登山が嫌になってきて止めました。代わりと言っては何ですが、仙元山の時(2012年1月)行けなかった下里の滝へ寄ってみました。

物見山北麓の鳥居が目印になります。

階段

この階段で河畔に下り、対岸へ渡ります。橋は在りません。アルミ製の足場板が放置してあったので、岩の間に渡して橋代わりにしました。

神社

対岸には大きな東屋と神社が在ります。階段の始まる所に「○○社殿改築記念」と彫られた碑が建ってますが、肝心の神様が読めません。弁と牟の中間みたいな字とか、雨冠に要みたいな字はどう読むんでしょう。

芭蕉の句碑

芭蕉の句碑(立札の左)もここに在ります。芭蕉本人に係わりは無く、単に江戸時代末期から明治期にかけて流行したものだそうです。

下里の滝

句碑と神社の間に流れ落ちているのが下里の滝でしょうか。樋が突き刺されているのは水汲みの為でしょうね。この時は殆んど涸れた状態でしたが。

ネットで色々調べたら、下里観音の水というのが芭蕉の句碑近くに在るとの情報を得ました。これの事でしょうか。

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