タワ尾根から滝谷ノ峰

ウトウの頭(1587.9m)/滝谷ノ峰(1710m)

稲村岩

2015年10月24日、久し振りに日原の山へ向かいました。ターゲットは滝谷ノ峰です。以前、天祖山からタワ尾根へ廻って周回した事があるのですが、うっかり登り忘れて未踏なんです。そこで今回はタワ尾根を登り、ヨコスズ尾根で下る周回ルートを計画しました。

7:03 駐車場出発。本当に久し振りですねえ。稲村岩を見るのは2年3ヶ月振りです。赤く色付いてきた山の様子に、期待値がどんどん上昇して行きます。


一石山神社

震災の影響で小川谷林道は通行止めです。現在の登山口はこの一石山神社だけ。まあ、オロセ尾根を使うという裏技も残されていますが。


一石山

きつい急登をこなして一石山に到着です。この先は幾らか楽になります。


大ミズナラ

大ミズナラに寄って行きます。尾根を直進するルートは"通せん棒"が置かれ、殆んど踏み跡がありませんでした。


金袋山

金袋山に到着。休憩します。


紅葉

紅葉は色づきがイマイチでしたが、標高が上がるにしたがいボチボチいい色の木が出てきました。


篶坂ノ丸

篶坂ノ丸は近いので通過。


紅葉2

カメラのバッテリー切れで、ここからは携帯による撮影です。この辺まで来ると山全体が紅く染まっているかの様です。


岩

ここを登るとウトウの頭はすぐです。


ウトウの頭

ウトウの頭に到着です。タバコが吸いたかったのですが、先着者が1人居られて諦めました。


モノレール

林業用モノレールに沿って行きます。


縦走路

縦走路に出ました。一旦雲取山方向に向かいます。


ヘリポート

ヘリポートに到着です。ここで昼食休憩にしました。


風景

思ったより霞んでいて遠くが見えません。結構寒い日だったのですが。ここからの眺めを楽しみにしていたので残念です。


風景2

両神山もぼんやりシルエットが見えるだけです。


カップ麺

カップうどんが凄い事になってます。これだけ膨れても破裂しないんですね。


滝谷ノ峰

滝谷ノ峰は小ピークが幾つか並んでいて最高地点がはっきりしません。写真は標高点の辺り。一応ここを山頂としておきます。


ブナ林

少し戻り、都県境界の稜線を行福のタオまで下ります。ブナ林の感じのいい尾根でしたが、ここで脚攣り発生。酉谷山を巻いて何とか避難小屋に駆け込みました。


風景3

避難小屋で暫く脚を休め、もう大丈夫と立ち上がった時に再び脚攣り。これ以上の続行は不可能と考え、小川谷コースで下山する事にしました。

小川谷コースは震災後に閉鎖され、そろそろ五年が経ちます。避難小屋近くでは道が藪に覆われ、そこを抜けると踏み跡が無くなりました。たまに見られるリボンを頼りに下って行きます。道型は2014年の大雪の為か殆んど残ってません。

震災で籠岩だったか燕岩だったかに亀裂が発生し、そのため林道が閉鎖されたそうです。補修に億単位の金額がかかるとかで、予算が下りずに現在もそのまま放置されています。


旧酉谷小屋

何とか旧酉谷小屋に辿り着きました。もう屋根も朽ちており、雨宿りさえ出来ない状態です。前回ここを歩いたのは震災の約7ヶ月前でしたが、その時はまだ形を保ってました。

一休みして出発です。ここに着いてホッとしてましたが、本当に酷いのはここから三叉までの区間でした。ある程度進んだ所から道は崩土に埋まり、以後様子が一変して道型は跡形も無いです。まあ、それでも時々は歩く人が居るようで、何とか踏み跡を辿れたのは救いでした。

三叉から林道に出るまでも倒木や小規模の崩壊がありますが、それまでに比べたらどうって事ないです。林道は特に変わりなしでした。


マップ

今回の経路です。グネグネと蛇行する林道を歩いてるんで、ヨコスズ尾根下山より余計に歩いてますね。

そうそう、駐車場のトイレは使用禁止でした。すぐ先のバス停や、鷹ノ巣山登山口近くにもトイレが在るんで不便は感じませんが。


グラフ

歩行距離はこんなものでしょうが、累積標高は大分盛られてますね。1000m位差し引いたら丁度良いんじゃないでしょうか。

駐車場出発(7:03)−一石山神社(7:30)−一石山(8:19/8:27)−大ミズナラ(8:44)−金袋山(9:12/9:28)−篶坂ノ丸(9:47)−ウトウの頭(10:27/10:37)−ヘリポート(11:36/12:31)−滝谷ノ峰(12:42)−酉谷避難小屋(13:47/13:59)−

旧酉谷小屋(14:32/14:48)−三叉(15:41)−林道終点(16:10/16:19)−駐車場到着(18:12)

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