高尾山

陣馬山(854.8m)/景信山(727.1m)/高尾山(599.2m)

高尾山登山図

「関東ふれあいの道」の中から、鳥のみちと呼ばれるコースへ行って来ました。陣馬山から高尾山への縦走です。ルートは始めと終わりに多少アレンジを加えているので、19.4kmという歩行距離は幾らか短くなってます。しかし、途中でコースミスをした為、結局は同程度歩いているのではないでしょうか。感想としては、本当に20km近くも歩いたのかと思う程、あっさりと歩き切れるコースでした。


陣馬高原下

高尾山口駅の駐車場に車を止め、電車にて高尾駅へ。そこからバスに乗り込み陣馬高原下まで移動しました。当日は登山者が多く、臨時に直行便が出ましたが、バス丸々1台がすし詰め状態になってしまいました。

8:06 最初はこの車道を和田峠に向かって歩きます。道端には明和年間の馬頭尊などが並び、良い雰囲気です。古い街道なんでしょうね。

新ハイキングルート入口

8:22 林道南郷線を分けた直ぐ先で、登山道が分岐しています。地図には新ハイキングルートと書き入れられているので、割りと最近出来た道かも知れません。上記「鳥のみち」はこのまま直進し和田峠へ向かいますが、遠回りになるので登山道に入りました。

新ハイキングルート

暫く沢を辿った後、尾根を登ります。この頃には先行者を全て抜き去り、ぶっちぎりの先頭でしたが、更に上回る速度で山ガールが追い抜いて行きました。陣馬山から先は走っていた(再び追い抜かれた)様なので、トレラン側の人だったみたいです。このコースはトレラン人口も多いです。心肺能力がやはり全然違いますね。

廻り道合流

8:58 和田峠からの廻り道に合流しました。これは距離の長い女坂みたいな道でしょう。階段が嫌な人はこちらを通るのです。

陣馬山頂

9:08 陣馬山頂に着きました。白馬のモニュメントが出迎えます。

標高表示が857mになってますけど、どういう事でしょう。三角点は白馬像の前で、見た限りではほぼ最高地点に在りますが。

大岳山

大岳山はどこから見ても分かります。それを地形図に照らし合わせると、手前右側が戸倉三山という事になります。何となく臼杵山と市道山が判別出来ました。

富士山は半分雲の中ですが、少し目を放すと著しく雲の形が変わっています。あちらは強風が吹いている様ですね。9:22 出発。


奈良子峠

9:44 奈良子峠を通過。左右どちらにも道が下っていますが、あまり歩かれていない様子です。特に左は指導標で案内して大丈夫かというレベル。

明王峠

9:50 明王峠(めおうとうげ)です。茶店が1軒在りますが、営業してない様でした。稼ぎ時のこの時期に開けてない所を見ると、閉店したのかも知れません。

奈良子峠と同様、ここからも陣馬高原キャンプ場に下れるみたいです。地形図にはこの先の底沢峠しかルートが記されてませんが。

底沢峠

9:57 底沢峠を通過。短い間隔で峠が続きます。底沢への分岐はここではなく、1分ほど先になります。

堂所山分岐

10:05 堂所山(どうどころやま)への分岐です。大きな地図が掲げられてるので分かり易いです。折角近くまで来たのだから寄ってみました。

堂所山

10:11 山頂は標高点731mではなく、八王子城山方向に数十m行った所でした。標高も733mになっているので、こちらが最高地点の様です。

景信山

10:50 景信山(かげのぶやま)に着きました。まあ人の多いこと。陣馬山と比べたら狭いので(それでも他の山よりずっと広い)、余計に人の多さが目立ちます。茶店の椅子は満席で座る所が有りません。

筑波山

筑波山が見えました。同じ方向に我が家も在る筈です。見えるわけないですが。

八王子JCT

11:08 出発します。この道を大勢の人が登って来たので、縦走路と勘違いして下ってしまいました。冷静に見れば前方に見える山間の橋は八王子JCTですから、方向違いに気が付く筈です。ルートミスにも気付かずに、途中で誰よりも早く樹上のサルを発見した事で、1人ホクホクしながら下ってたんですからバカとしか言い様がありません。

相模湖

11:42 再び景信山に戻って来ました。尾根道が極端に狭くならなければ、気付かずにもっと下っていたかも知れません。縦走路は相模湖を見て下ります。まあ、私以外こんな間違いはしないでしょうが。

小仏峠

12:08 小仏峠に到着。無意識に遅れを取り戻そうとしていた様で、少し脚に来ました。攣る一歩手前という感じです。無理をしてもしょうがないので休憩にしました。

日影沢林道

ラクをしようと巻き道に入ったら、日影沢林道に出てしまいました。やや戻り気味に山頂へ向かいます。

小仏城山

12:32 小仏城山(670.3m)です。予想では12時頃に到着してる筈でしたが、ルートミスにより30分の遅れです。まあ、逆に考えれば読み通りの時刻と言えますが。

ここにも茶店が在るので、本日は昼食を用意して来ませんでした。店でおでんとカップうどんの昼食です。

13:16 出発。

一丁平

13:33 一丁平は富士山の見える展望台です。この時には完全に雲を被って見えなくなってましたが。更に2分位行くと、この休憩地が在ります。この辺りから道の両脇にもみじが多くなります。丁度見頃の色付き加減でした。


紅葉台

13:54 紅葉台まで来ました。登山スタイル以外の人も多いです。

もみじ

良い色です。


もみじ2

高尾山頂にかけてもモミジが多く見られます。しかし、観光客が多過ぎて身動きが取れず、じっくり見るなんて出来ません。


高尾山頂

14:06 観光客に混じってじわじわと進み、やっと山頂に着きました。人の多さが異常です。芋洗い状態とは正にこの事です。

こうなっては、下山路は稲荷山コースの一択です。方向転換もままならない混雑の中、何とか稲荷山コース入口まで移動しました。

稲荷山

14:41 しかし、こちらの道も延々と長い列が続いていました。テレビなどでも紹介されているので、もはや隠れた道ではないのです。静かに歩けたのはこの稲荷山の巻き道部分だけでした。

稲荷山コース

麓に近付くと和太鼓の音が聞こえて来ました。何か祭りでもやっているのでしょうか。

旭稲荷

15:03 旭稲荷です。稲荷山の由来はこれからなんでしょうかね。

清滝駅

15:10 清滝駅に着きました。和太鼓の音はここから鳴り響いてます。関東唐獅子太鼓の皆さんが公演を行っている様でした。じっくり見ようと思ったら、5分位で終わってしまいました。もうちょっと早く着いていれば…

麓のモミジ

麓のモミジはまだ色付きがいまイチです。月末辺りが見頃でしょうか。

駐車場に着いたのは15:19 でした。

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