丹沢山

丹沢山(1567.1m)/蛭ヶ岳(1672.7m)

丹沢山登山図

2010年12月中旬、奥武蔵・秩父の山を登り尽し、いよいよ丹沢へ進出する事になりました。第1号の山は、やはり山地の名を冠する丹沢山です。最短登山ルートの塩水橋からスタートして丹沢山に登り、そのまま北西主脈を通って蛭ヶ岳まで足を伸ばしました。理想を言えば、ユーシン渓谷から扇状に塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳と回りたいのですが、玄倉林道が全面通行止めであるし、そうでなくてもゲートからの距離が長過ぎるので日帰りは不可能と思え、致し方ありません。


塩水林道ゲート

6時ちょい過ぎに塩水橋へ到着しましたが、まだ暗いにも拘らず路肩の駐車スペースは満車に近い状態でした。日曜日でこれですから、土曜日はもっと激しい争奪戦になるでしょうね。人気の山は駐車場の確保も大変です。

明るくなるまで車内で待機し、6:45 出発。ゲート横の隙間を通り抜け、そのまま塩水林道を終点近くまで登って行きます。

瀬戸橋

6:49 瀬戸橋の手前で道が分岐しています。直進は本谷林道ですから、右に曲がり橋を渡って行きます。帰りは天王寺尾根を下り、本谷橋からこの本谷林道を通って戻りました。

登山口

7:49 延々1時間以上歩いてやっと登山口に到着です。アメダスの堂平雨量観測所が対面に在り、良い目印になっています。途中でショートカット道が有った筈ですが、気付かずに通り過ぎてしまいました。

今回は蛭ヶ岳まで行く為に時間の掛からないこの道を使いましたが、目的地が丹沢山であるならば大部分が林道なのでお勧め出来ません。他にもバリエーションルートが存在するのでそちらを使った方が良いです。詳しくはこちらのページを参考にどうぞ。

杉の植林地

登山口を入ると杉の植林地で始まります。間伐、枝打ちされた杉林は特有の薄暗さが無く、光の差し込む気持ちの良い場所でした。

堰堤

杉からブナ林に変わるとすぐに左手の天王寺尾根へ取り付きます。堰堤の内側を通って沢を渉り、引き続きブナ林の中を進んで行きます。

雪が残る北斜面

北斜面を登るので日光が届かず、いきなり数度気温が下がった様に感じました。7日、8日と連続で降った雪が融けずに残っています。

天王寺尾根分岐

8:45 天王寺尾根分岐を通過。帰りはここを左に下ります。

崩落地

大きな崩落地を通過します。木が無いので展望が開け、大変眺めの良い所ですが、残念ながらこの日は地表近くが霞んで平野部がはっきり見えませんでした。太陽の光を反射して相模湾が光っていたのが印象的。

植生保護の木道

植生保護の木道を通ってブナ林の中を行きます。この辺りは夏であっても涼しげでしょうね。

突き当たりで三峰尾根コースの道を合わせると、4〜5分で山頂です。

丹沢山山頂

9:22 丹沢山に到着。広い山頂です。使わなかったので使用料かペーパー代かはっきりしませんが、トイレは有料(\50)みたいです。念のため小銭は用意しておいた方が良いでしょう。トイレに隣接したみやま山荘は通年営業なので、ここで1泊する手もあります。

富士山と山頂碑

それまで山の陰になり、ずっと見えなかった富士山が突然姿を現しました。感動の余り写真を撮りまくってしまいましたが、この先も殆んど富士山を見て進む事になるので慌てる必要はありません。毛無山登山から1ヶ月の間に、随分雪化粧が進んでいます。

蛭ヶ岳への道

9:44に出発し、富士山を見ながら蛭ヶ岳を目指します。山の北西を下るので、踏まれて融けかかった雪が凍りつき、道はツルツルに滑ります。階段になっていたので何とか下りられましたが、アイゼンを付けた方が無難です。

不動ノ峰からパノラマ

10:26 箒杉沢ノ頭(ほうきすぎさわのかしら)、不動ノ峰を通過し、下りに差し掛かると大展望が待ち構えていました。ベンチ・テーブルが用意されていたので、出発から余り時間が経っていませんが、ここで10分休憩。1番左が塔ノ岳で、その奥には相模湾が見えていましたが、写真だとはっきりしません。間近に見える蛭ヶ岳まであと40分位掛かります。


鬼ヶ岩

10:52 鬼ヶ岩の間から覗く富士山。この岩が遠くから見ると鬼のツノの様に見える為、鬼ヶ岩という名が付いたそうです。

蛭ヶ岳山頂

11:17 蛭ヶ岳山頂に到着。丹沢山地最高峰であり、同時に神奈川県最高地点です。ここまでに不動ノ峰(丹沢山地標高第2位 1614m)、鬼ヶ岩ノ頭(同3位 1608m)を通過しているので、ベスト3を制覇した事になります。しかし、実際は尾根上の小ピークを越えたようなもので実感は無く、鬼ヶ岩ノ頭に至っては山頂を示す印も有りませんでした。

山頂から見る関東平野

山小屋東の広場からは関東平野が広く見渡せます。地表を覆う霞が益々濃くなり、近くの宮ヶ瀬湖さえぼんやりしていました。


南の広場

南の広場は大きなベンチが6つ用意され、一足先に着いた人で賑わっていました。ここも丹沢山に劣らず広いです。

檜洞丸へ続く道

富士の裾野は霞の中。南アルプスも白い稜線がうっすらと浮かぶだけです。快晴で条件の良い日でしたが、それ以上は運次第で、冬であってもこんな日は有ります。12:07 下山を開始しました。


天王寺尾根分岐2

13:55 往路と同じ道を辿り、天王寺尾根分岐まで戻ってきました。舗装路を長く歩きたくないのでここを右に曲がり、天王寺尾根を下って行きます。

天王寺尾根の道

低木(アセビ?)混じりの林の中をはっきりした踏み跡が続いていました。

道標

14:35 中間辺りに「塩水橋(60分)」と書いてある道標が立てられていました。天王寺尾根分岐から天王寺峠まで、道標はこの1つだけです。長い下りに足がヘロヘロになり、踏ん張りが利かなくなってきました。

本谷橋

15:28 本谷橋に到着しました。ここを左に下り瀬戸橋で往路に合流します。時間を見ると先程の道標から既に1時間近く経っていて、とても60分では塩水橋に着きそうもありません。後になって気付いたのですが、道標にある到達点までの距離を全部足すと21kmを超えていました。景色が素晴らしいので感じませんでしたが、いつの間にか疲れが出て当然の距離を歩いていたのです。

本谷橋に降り立つと上流側に吊橋が見えました。ここを使えば札掛〜新大日〜塔ノ岳〜丹沢山〜本谷橋という周遊コースが出来上がりますね。

ゲート

15:49 ゲートに到着。21kmと言えば雲取山の三峰コース(白岩山の項参照)と同じであり、標高差は1250m有るこちらの方が大きいです(三峰コースは1000m弱)。早速リベンジしたい所なんですが、あちらは2000m超の山なんで今頃は雪に閉ざされている事でしょうから、雪山に慣れない私はやはり時期を待つしかないですね。

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