上段の写真はお気に入りの1枚で、田子の浦からの富士山です。写真の説明には「現在の沼川、鈴川付近の橋」とあったので地図で調べたところ、富士山の方向に流れがあるのは和田川との合流後のわずかな区間だけでした。もし私の考えが正しいのなら、写っている上流部は和田川であり、すぐ先には左富士神社が有る筈です。下段の写真は、富士と港の見える公園から田子の浦港を写したものです。左端に写っているループ陸橋の辺りが古写真右側の松林だったのではないかと思っています。本来なら正面に富士山が写っている筈ですが、ご覧の様に雲に覆われてしまいました。
この古写真もいいですね。乙女峠からの富士山ですが、のどかな時代を感じます。麓は御殿場ですので、現在は醜いビル群が立ち並び景観を壊していますが、この頃は建物らしきものは殆んど見られません。下段の写真は乙女峠のお隣、長尾峠からの富士山です。乙女峠へは30分程の山歩きが必要で、行っても現在は古写真の様な開けた峠ではない様です。
「岩淵からの富士山」との事ですが、岩淵がどこなのか全く知りませんでした。調べてみると、富士川橋を渡った先、西側が岩淵でした。東名高速道路の富士川SAが在る辺りです。古写真に写っているのはどうも富士川では無さそうです。川幅が狭いですし、運河のような人工的な感じがします。下段の写真よりも、富士山の手前に見える岩本山が大分小さいですから、蒲原に近い所という気がします。
白糸の滝です。古写真の人物が数人座っている辺りは、現在は橋が架かっています。左側の大きな二本の滝はそれぞれ男滝・女滝と言うそうですが、どっちがどっちかは知りません。今は片方が枯れてしまいました。
とりあえずこれで終了としますが、古写真はまだまだネット上に溢れています。関東圏では日光や横浜、鎌倉など、多くの題材が残されていますので、気が向いたらまたやるかも知れません。