物見山(375.4m)
物見山周辺の地図です。物見山へはあらゆる方向から道が伸びていますが、ここでは宿谷の滝から登りました。このコースはもしかしたら最短コースかも知れません。
地図上@のY字路を写したのがこの写真です。この近くの富士山に興味が湧き、物見山に登る前に寄ってみました。まずは白金平方向へ向かいます。
富士山を通り過ぎ白金平まで車を乗り入れます。トイレ、東屋があり、広いので車の停め場所にも苦労しません。
1番奥まで進むと展望台が有ります。低い割に結構見晴らしが良い。拡大したのは太平洋セメントという工場で、最近知りましたが武甲山から石灰石を延々20数キロという距離の地下トンネルを通してベルトコンベアで運び入れています。高麗川を渡る所など、一部地上を通っている所も有るので、それとは知らず目にした人も多いでしょう。
空気の状態がイマイチでしたが、都心のビル群までは何とか見えました。
北側に見える富士山はすぐそこです。
富士山へは近いので車を置いて歩きます。車で来た道を少し戻ると富士山への分岐があり、そこを入るとまたすぐに分岐します。富士山に行くには直進しますが、そこの道標に「滝沢の滝」と書いてあります。この辺りに滝が有るとは知りませんでしたので、行ってみる事にしました。
ほとんど勾配の感じられない平坦な道を行くとやがてT字路に突き当たります。いや、突き当たりに見えるんですが、よく見ると細い道が1本道標の後ろに伸びているので十字路ですね。後で調べたら物見山まで通じている様です。滝沢の滝へはここを左に曲がります。
ゴルフ場に突き当たったら右に曲がります。誰かが道標に下らない悪戯をしていて分かりにくいですが。
東屋のある所で道が右に分かれますが、直進します。
ここまで2〜3の橋を渡ってきましたが、この分岐路の橋は渡らずにまっすぐ進みます。左へ行くと高麗郷へ通じている様です。
結構立派な滝じゃないですか。岩が侵食されて水が奥の方で流れています。富士山下の分岐からここまで往路約24分・復路約20分でした。
分岐から2分で山頂です。山頂には富士山らしく浅間神社が祀られていました。日高・毛呂山方向の眺望は良いです。東側に別の道があり、鳥居まで通じています。本来の道のりとは逆になるのでしょうが、そちらへ下りてみました。
途中で御師岩(おしいわ)という物に行き当たりました。昔はこの岩の上でみそぎを行なってから浅間神社で祈とうしたと書いてあります。
山頂から鳥居までは約5分です。車で通った車道を歩いて白金平まで戻ります。
宿谷の滝入口は砂利の駐車場になっています。頭上には太平洋セメントまで伸びるベルトコンベアが通っていました。車止めのポールを超えるとすぐ先にログハウス風の水洗トイレが有ります。寄り道が過ぎて遅くなりましたが、14:27 スタートです。
宿谷の滝へはおよそ6分です。そんなに大きな滝ではありませんが、この写真で受ける印象よりは大きい気がします。ここまでの道はよく整備された石畳で、公園の中を歩いている様でした。
宿谷の滝を過ぎると普通の登山道になります。上流にもう1つ滝が有り小滝と表示されていますが、滝の名なのかは不明。落差は2m以下でしょう。
14:47 行く手に石垣が有りました。こんな山奥に誰が築いたんでしょう。この道は古くから有りそうですから、誰か住んでいたのかも知れません。
尾根の先端に着きました。ここから尾根上に登り切るまで急坂が続きます。
15:09 一登りで稜線の分岐に出ました。左に向かうと山頂はすぐそこです。
高指山へ向かう道と分かれます。
15:12 山頂広場に着きました。100m程先に三角点のある山頂が有ります。
15:13 こちらが本当の山頂です。滝沢の滝へ行くときに見た富士山近くの細い道は、どうやらここに繋がっている様です。15:23 に下山を開始し、15:54 駐車場着。