士峰山

都幾山(463m)/金岳(539.5m)/士峰山(289.8m)

士峰山登山図

先月も歩いたコースですが、ルートミスにより行けなかった士峰山を含む尾根がどうしても歩きたく再訪しました。大峰山は今回行く必要が無いので、その分少し時間に余裕が生まれます。そんな心持ちの為か、やはり早起きに失敗してほぼ同時刻の出発になってしまいました。


Y字路

10:05 先月と同じく慈眼寺駐車場から出発です。但し、今回は逆方向に向かい、北西から登る破線路を目指しました。破線路開始の交差点は地形図と異なり、1軒の家を避けて手前から分岐してました。

カーソルオンで切り替わる写真は、下山して戻る時に逆方向から撮ったものです。地形図では五叉路ですが、実際はこの様に家が在る為、奥で分岐してるんです。

細い道

舗装路は橋を渡って右に逸れて行きますが、構わす直進する砂利道を行きます。直ぐ先の左カーブから細い道が分岐してました。この道が地形図の破線路に違いありません。

藪

奥に進むほど道が怪しくなって行きます。獣道程度になった薄い踏み跡を何とか追いますが、とうとうそれも消えてしまいました。それでもGPSナビで現在地を確認すると、確かに破線路上に居る事になってます。道が在る筈の方向を見上げると完全なる藪でした。しかし、今更引き返す気になれません。ナビで道の位置を確認しながら登り続けました。

直線的な道

尾根に乗り上げるとV字に抉れた道が左から来てました。前回、最初に登ろうとした道です。こっちの道は残っていたんですね。この前は見落としたんでしょうか。そのままその道を行くと、更に広い直線的な道に突き当たりました。切り出しに使ったブル道という感じです。やがてその道も終点となり、普通の山道に変わって奥へ続いていました。

峠状の所

尾根の窪みで前回の道を合わせます。良く見ると反対側へ道が下っている様でした。どうやら沢道が在るみたいですが、どこまで使える道か分かりません。

御嶽山

10:48 御嶽山に到着。神像と鳥居の在る所はピークから10m位北に外れています。5分ほど休んで出発。

松郷峠

11:25 松郷峠です。さて、ここから山中に見える70号鉄塔を目指しますが、先日は巡視路が見付からなかったのでそれは諦めなければなりません。初回(昨年1月の雷電山)の方法で登ります。

採石場

1年1ヶ月の間に随分と変わり果てていました。初回と同じルートを辿ることが出来ません。これはつまり、今回どの様に登ったか事細かに書いても意味が無いと言う事です。ただ1つ、巡視路はこの採石場を通っているらしく、僅かな踏み跡が鉄塔まで感じられた事だけ伝えておきます。

丁字路

12:01 都幾山を巻く林道までやって来ました。残雪はすっかり消えてます。今回はp423を登る事にしたので、この地図看板の所を左に曲がり稜線に乗ります。

何気なくこの地図を見たら、ここからハイキングコースが下ってるじゃないですか。えっ!? と思いその方向を見ると確かに道が在ります。行き先は出口橋となってますが、その橋がどこなのかは分かりません。尾根の流れからすると高福寺に近い所でしょうが。

小屋

p423には壊れかかった小屋が在りました。営林小屋でしょうか。付近は広い範囲で平らに均されてます。ここも慈光寺の僧房の1つだった場所なんでしょう。

都幾山

12:28 都幾山を通過。

北面の視界

p462を越えた所で北面の視界が開けます。これから向かう士峰山や雷電山が尾根先端の方に見えます。遠いなあ…


冠岩

12:39 冠岩に着きました。前回の記載はちょっと勘違いしていた様で、この左手に座禅岩が在り、その向こうをときがわトレッキングコースが通っています。つまり、ここでほんの10m位トレッキングコースに交わり、直ぐに分かれて行く事になるんです。

ここで昼食にしましたが、折角のベンチも通り抜ける風が冷たくて座ってられません。座禅岩の南へ回り込み、岩を風除けにして休憩しました。

金岳

13:34 出発。

13:45 金岳を通過。

道路

13:56 前回下る方向を間違えた460mピークです。慎重に方向を確かめ下って行きます。しかしこの尾根、良く見ればジグザグの道形が残っている様な…

大きな岩

大きな岩で唐突に尾根を切られました。スッパリ切れ落ちて真っ直ぐ進むのは無理です。数歩下がると左に巻く踏み跡を発見。そう言えば…「山と旅への招待」でもこれに触れていた気がします。

巡視路

p338から東向きに変わり、この巡視路が合流する三叉路で再び北向きに転じます。巡視路は流石に良く歩かれていて、主稜線より踏み跡が濃いくらいでした。それにしても複雑な尾根ですね。電池節約の為に出来るだけ地形図で歩きましたが、時々GPSでカンニングしないと現在地の自信が持てません。

鉄塔

15:06 鉄塔下に出ました。眺めが良いので休憩にします。左に笠山、右に雷電山が良く見えます。368号鉄塔が思いの外近くに在りました。先程分岐した巡視路がぐいっと方向を曲げ、直ぐそこを通っているという事ですから、何だか心強く思います。

15:22 出発。

士峰山

15:30 p315を越えると次が士峰山です。山頂に祠が在り、横の石碑には「秩父六郎壮司畠山重忠之墓」と刻まれています。某ブログでは高福寺裏からここへ登っていました。それによると、高福寺の山号が士峰山なんだそうです。この祠の正面を下ると高福寺みたいですから、巡視路だけでなくここもエスケープルートに使えそうです。

藪

地形図を見ると士峰山を含め3つの小ピークが連なってますが、実際にもその通りでした。これは3つ目のピークから雷電山方向に下る所です。踏み跡が全く感じられません。改めて先の「山と旅への招待」を読んだら、3つ目のピークは右に巻いた様な記載が有りました。気付かずに巻き道を通り過ぎたみたいです。

岩

こんな岩のゴロゴロした所も通ります。枯れ枝も絡んで歩き難いったらありゃしない。鞍部まで下ったら踏み跡が復活しました。

雷電山

15:56 雷電山に到着。三角点近くの木に古寺山と彫られていました。これが地元で呼ばれている名なんでしょうか。近くに有名な雷電山が在るのだから、確かにこっちの方が良いかも。過去の「新ハイキング」に都幾山-金岳-士峰山という特集が有ったみたいです。時期的に見て上記サイトの主氏も参考にしたのではないでしょうか。とすれば、雷電山と言う名の引用がどこからなのか明らかです。どちらが正しい名なのか… 16:05 出発。

鞍部

16:24 200mピークを越え、次の160mピーク手前の鞍部です。ここには集落へ下る道が在るんじゃないかと思い、確認しながら歩きました。落ち葉に埋もれてますが、それらしい形跡が見られます。道じゃなかったとしても良いやという気持ちで入りました。

道っぽい

少し進むと段々それらしくなって来ました。うん、道に見える。

道

更に進んで160mピーク方向からの踏み跡を合わせると、その先は完全なる「道」です。

麓

16:29 麓に出ました。どこだここは。GPSナビで確認すると、前方の細い道路に出て左でした。突き当たったら右へ。後は真っ直ぐで駐車場です。

駐車場着は16:39 でした。

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