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リースは高いのか?

リースってクレジットに比べて割高なんじゃないか、というイメージ有りませんか? 私は有りました。そこで、スバルのホームページのオンライン見積りで比較してみたんです。以下がその結果です。


 車種:レガシィB4 2.0GT 5AT
 オプション:マッキントッシュサウンドシステム
      (濃色ガラス、クリアビューパックがセット)
 購入価格合計(登録諸費用含む):3,453,220円

 3,220円の頭金で3,450,000円を
 60回均等払いでローンを組む事にします。
 金利は2.9%
 (期間限定キャンペーン中の特別金利。通常は5.55%)

 頭金 3,220円
 64,280円 × 1回
 61,800円 × 59回
 合計 3,713,700円

 では、リースではどうなるでしょうか。
 同条件でSプラン(4万5千km)での見積もりは、

 48,510円 × 60回
 合計 2,910,600円
 残価 1,080,000円
 買取時総支払い額 3,990,600円

単純に金額だけ比較すると、約28万円リースのほうが高いですね。しかし、右図を見てください。リース料にはメンテナンス代や税金が含まれているのです。メンテナンス代とは、1年目、2年目、4年目に行う法定12ヶ月点検と3年目の車検の費用で、それぞれにオイル、オイル・エレメント交換が含まれす。車検時の自賠責保険料や重量税などもメンテナンス代に入っています。これらを自費で支払うと、17〜18万円位になるんじゃないでしょうか。さらに、年1回支払う自動車税。排気量1501t〜2000tの車だと39,500円×5年で197,500円。これもリース料に含まれています。どうです? リースは高いですか?

クレジットとリースの違い


リースのメリット

まだ納得出来ませんか? そうですよね、比較するのであればクレジットの頭金を残価と同額にしなければフェアでは無いですよね。では、頭金を1,083,220円に増やしてみましょう。


 頭金 1,083,220円
 47,340円 × 1回
 42,400円 × 59回
 クレジット総額 2,548,940円
 合計 3,632,160円

リースとの差額は358,440円。メンテナンス代や税金で完全に差額は埋まってしまいます。忘れてはならないのが、この計算はあくまで期間限定の特別金利で行なっているという事。キャンペーンが終了してしまえば通常金利の5.55%に戻ってしまうので差額はさらに少なくなり、19万円程になります。自動車税とほぼ同額ですから、メンテナンス代の分だけリースがおトクという事ですね。

頭金無し、ボーナス返済無しの均等払いなどという無謀なローンを組むくらいなら、リースにしてしまった方が月々の負担額はグッと減ります。

レガシィ写真1


リースのデメリット

リースの利用にはデメリットもあります。まず第一に、走行キロの上限が決まっている事。私の場合、年平均6千kmしか走りませんので全く心配有りませんが、上限を超えた場合は精算金が必要です。リース終了時に車を買い取ってしまうのであれば、必要ありません。

第二に、リースは最良の状態で返却する事を前提として残価が設定されているので、返却時の査定で10万円を超える減点額が有ったら精算しなければなりません。10万円以下であれば免責されます。普通に乗っていてもある程度の傷やへこみは出来てしまいますが、10万円を超える事はまず無いでしょう。

第三に、値引きが一切無いという事。購入する訳ではないので値引きしないのは当然ですね。雑誌によれば、購入する場合上手く交渉すれば15万円位望めそうなんですが、残念。まあ、通常金利との比較であれば、それでもイーブンなので良しとしましょう。

レガシィ写真2


リースにする理由

上記のようなデメリットがあっても、リースにする理由は何でしょう。私のような計画性の無い金遣いをする人間には合っているんです。リース料の他には、任意保険料(リース料に含めることも出来ます)とガソリン代だけしか掛かりませんので。

ところで、リース車両の車検整備って、安く上げようと手抜きすると思いますか?私、以前トヨタで整備士をしていたのですが、その辺の事情はトヨタとスバルで変わらないと思います。つまり、全く逆なんです。どの会社でも予算目標が有りますよね。一般客ではあまり高くなってしまうと敬遠されてしまうので、必要最低限のことしか出来ませんが、レンタ・カーやリース・カーは違います。それぞれ独立した会社なので安くしようとはしません。もちろん不必要な事までやる訳ではないですが、メーカーが推奨する交換品目などは遠慮なく交換してしまいます。これらは初めからリース代に入っているのですから。安心感はむしろリースのほうが上ですね。

レガシィ写真3


設定残価は妥当か

最後に、設定残価について少し。スバル・リースのSプラン(5年間4万5千キロ)の場合、設定残価は車両価格×0.36で計算している様です。レガシィB4 2.0GT 5AT のオプション無しは280万円なので、100万8千円になります。これは、中古車市場と比較した場合妥当なのでしょうか。5年前のレガシィB4は、旧モデルになってしまうので直接比較出来ませんが、ほぼ同グレードの平成12年式 RSK 4AT ですと、現在はおよそ140万円で販売しています。新車時価格は2,738,000円ですから現行車と大して変わりません。残価よりは高く買い取ってくれそうですよね。

5年先の事など予測できませんが、現在のレガシィ人気がそのまま続くのであれば、返却するよりも買い取って中古車屋に売った方が次の車の足しになりそうです。

レガシィ写真4

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